見ず知らずの方から突然、
「お宅の家は○○銀行から○%で借りて建てたんですね。ちなみ軽量鉄骨スレート瓦葺の2階建てで、家の広さは1階が68.9平方メートル2階が50.09平方メートル。築15年ですね。土地は99.63平方メートル、ちなみにその建物は全てご主人の所有ですが、土地のほうは半分がご主人で残り半分の所有者は同じ名字でご主人様と住所が違いますから、ご主人様のお母様と思うのですが、もしそうであれば、お母様の住所は○○市○○町○丁目○番○号ですね。」
と言われたらどんな気持ちになりますか?
ところが、貴方の家の情報は誰もが見る事(法務局で全部事項証明書を購入する)が出来て、今ではネットでも見る事(こちらも全部事項証明書を買う事になりますが)が出来ます。
それは当たり前でしょう・・・と、知っている人は知っていますが、知らない人も意外に多いのでは?
そもそも個人情報云々という時代の中で結構、オープンな感じを受ける事と思います。
貴方が会社を設立し、登記しますと、登記簿に代表者である貴方の住所は記載されます。登記簿は誰でも見る事ができます。言い換えると、会社の住所が分かれば、貴方のお住まいが分かります。
それりゃ、経済活動をする上で、例えば、「あの土地」を買いたいと思った人が、「あの土地」の所有者に連絡しなければいけないわけだし、詳細だって分かってないと・・・・という事でとても便利な仕組みである事は確かです。また、実際問題として誰にとっても必要な情報である事に間違いありません。つまり、オープンにする必要があるわけです・・・と、私だって理解しています。
ところが、家の税金を払う、いわゆる固定資産税を計算する際の評価額というものがあります。これはオープンではありません。第三者であれば、委任されない限り、見る事は出来ません。仕事で必要な時はお客様から委任状を戴く事となります。
自分の家の「評価額」と「ローン」では、どっちを秘密にしたいか?と聞かれると、なんとなく「ローン」のほうに思えるのですが、経済活動からすれば、「評価額」は保護され、「ローン」はオープンという事になります。お金を貸すという経済活動からすれば、「ローン」の情報は必要でしょうしね。
はい、分かっています。わかりきっている事です。でも、なんとなく、不思議な感じを受ける個人情報保護です。
相続遺言プロ事務所 高崎行政書士事務所